発音となまりは、全く違うものです。世界で英語を話す人口は、20億人と言われていますが、そのうち英語を母国語とする人は5億人程度です。残りの15億人は、英語を外国語として話しています。

ということは、ネイティブと呼ばれる人は、全体からみると少数です。ご存知のように、英語には話す人の母国語に影響されて、いろんな「なまり」があり、逆にそれがアイデンティティでもあります。日本語にも方言があり、それも地域性、多様性を表していますよね。

ですので、なまりがあることは自然で、自信を無くすことでは全くありません。英語が母国語の人のように流暢に話せなくても、全く構いません。

しかし、英語の「発音」は別です。発音は、その単語が相手に伝わるかどうかにかかってきます。日本語は母音が5つしかないので、ちょっと発音が違っても、なんとなく何のことを言っているのかわかります。しかし、英語はもう少し複雑ですので、発音が違うと相手に伝わらない、また自分が聞き取れないという現象が起こります。

そうすると、何も聞き返されたり、聞き返したりと、コミュニケーションのキャッチボールが、中断され、会話がスムーズに行かないことがあります。それで、さらに自分の英語に自信を無くしてしまいます。 発音を鍛えれば、そういったストレスが劇的に少なくなり、世界がもっと近くになります。